日本と外国の違いはどれくらい?睡眠時間の平均を比較
「外国の人はどれくらい寝ているのか?」
疑問に思ったことがある人は多いと思います。
一口に「睡眠時間」といっても、時代や環境によって随分と常識が違うもの。
“平均睡眠時間が少ない“といわれる日本は「世界の中でどれくらいのランクか」がわかる興味深い調査結果をご紹介します。
世界各国の平均睡眠時間(OECD調査)
意外にも先進国が上位にきています。
言ってしまえば多くの先進国の人が日本より多くの睡眠時間をとっていることになります。
日本は韓国とあまり変わらず、ほぼ最下位。
「フランス」の人は平均で9時間近く。
意外や意外なのが「アメリカ」。バリバリの先進国で人々は忙しそうなイメージがありますが、堂々第2位。
アメリカ人はたっぷり8時間30分は睡眠時間を確保しています。
その後に続く国々もヨーロッパを中心にのきなみ「8時間以上の睡眠」。
みなさんけっこう寝てるんですね。
一定上に経済が発展している国であっても「しっかり睡眠をとる」という基本が日本よりも根付いているように見られます。
最近は日本でも少しずつ見直されるような動きもありますが、実情はまだまだといったところ。
いづれも2009年と少し古いデータとはいえ、国ごとに睡眠時間が大きく異なることがわかります。
こうしてみると日本では“睡眠時間を削る”ということがなんだか当たり前になっています。
仕事が忙しければ寝ない。
やりたいことがあれば夜更かしする。
結果、「慢性的な睡眠不足」や「仕事のパフォーマンス低下」など良いことはありません。
周囲の人が当たり前にしている行動や習慣とはおそろしいものです。
“睡眠不足で得なことなんてない”と思いつつ、つい寝不足になってしまう。
人によっては勤務先の「社内の雰囲気」というのもあると思います。
(3時間睡眠で毎日営業をがんばっている、徹夜で企画書を書いた・・・など)
しかし実際のところ、睡眠時間を毎日削っている人が必ずしも優秀なわけではありません。
むしろ逆なことが多いと思います。
効率よく働いて結果を出す人は、
- 自分のパフォーマンスの最大化
- 目標・時間配分
- 仕事の効率化
など、睡眠時間を含めた“自分のタイムマネジメント”がしっかりできている人。
効率的にしっかり眠って、万全の状態で1日を始めることでどれだけ恩恵を受けられるか計り知れません。
(また、バリバリやり手の人が例外的な「ショートスリーパー」だった、ということもままありますので、“睡眠時間だけ“に気をとられすぎずに考えましょう)
ぜひ一度立ち止まってご自身の睡眠を見直す時間を作ってみてはいかがでしょうか?
たった1週間でもいいので、毎日の起床・就寝・睡眠時間・寝起きのスッキリ具合をスマホやメモに残しておくだけでベストな睡眠時間がわかってきます。
体の調子が思うように上がらず、日中眠くなりやすいという方は「眠りの質」が原因かもしれません。
「ダラダラと長時間寝る」ことはおすすめしませんが、睡眠時間を見直してみる価値ありですよ!