快眠できる本当のアロマオイルの選び方とブレンド法!認知症にも効果
”心地よい睡眠にアロマの香りが効果的”という知識は広く知られていますが、その効果のメカニズムについてはご存じない方が多いようです。
例えばオーソドックスなラベンダーのアロマオイルを選ぶ時にもポイントがあります。
今回は認知症予防にも効果があると言われているアロマオイルの本当の選び方とブレンド方法についてご紹介します。
快眠に効果のあるオイルなら「ラベンダー」がおすすめ
ラベンダーオイルは「酢酸リナリル35%以上」のものを
眠りに効果的と言われるアロマの代表的なものにラベンダーがありますが、香り以外に睡眠効果を感じなかったという場合があります。
そんな時には含有成分の「酢酸リナリル」がどれくらい含まれているか見てみましょう。
この「酢酸リナリル」には強力な鎮静作用があり、香りに加えて快眠効果を狙うならこの成分が必須です。
ラベンダーの中で「酢酸リナリル」が35%以上含まれているものを『真正ラベンダー(しんせいらべんだー)』といい、非常に多くの効果を持ち合わせた優秀なオイルなのです。
この他に『ベルガモット』『クラリセージ』なども「酢酸リナリル」をたくさん含んでいます。
「真正ラベンダー」が持つ驚きの効果
古くは「ヤケドを負ったフランスの調香師がラベンダーの精油を手に塗ってみたところ考えられないほど治りが早かった」という発見から研究が進められてきました。
- 鎮静作用
- 鎮痛作用
- 安眠作用
- 抗ウィルス作用
- 血圧降下作用
代表的なものでこれだけの効果を持っているため、アロマオイル選びに迷った時はまず「ラベンダー」を選んでみるのがおすすめです。
雑貨店や大手ショップなどに置かれているラベンダーオイルの中には
- 「ラバンジン」
- 「ラベンダー・ストエカス」
- 「ラベンダー・スピカ」
などが使われた商品もありますが、「酢酸リナリル」の量が少ないため睡眠には不向きと言えます。
おすすめのラベンダーオイル・精油の使い方
1,アロマディフューザーを使う
自宅でたくさんの香りを楽しみながら使うなら一番おすすめです。
加湿効果もあり、あまり手間もかかりません。
2,お風呂に3~5滴入れてアロマバスに
眠りに向けた体温調節やリラックスの意味でも就寝2~3時間前の入浴は効果があります。そこに加えてアロマの鎮静・リラックス作用を得られるため、日常的にお風呂に入っている方にはおすすめです。
一般サイズの浴槽なら3~5滴の精油で十分ですが、お湯と油は混ざらないため少量の塩や日本酒で馴染ませてから入れましょう。
(真正ラベンダーなどは問題ありませんが、オイルの種類によっては原油で肌につけない方がいいものもあるので注意が必要です)
3,ティッシュに1滴含ませて近くに置く
アロマディフューザーは持っていない、忙しくて入浴はしていない、という人におすすめの最も簡単な方法がこちら。
たった1滴のアロマオイルをティッシュに含ませるだけでも、枕元に置いておけば香りの効果を享受できます。
クセがなく効果の高い5つのアロマ精油
どんな種類の精油を選んだらいいか迷ってしまう人へ向け、香りにクセが少なく組み合わせて使いやすい5種類とその効果をご紹介します。
1,「真正ラベンダー」
- 効果効能:リラックス、安眠、頭痛、生理痛、筋肉痛、ヤケド・ニキビの手当て
- 使用期限目安:開栓より約1年
2,「ペパーミント」
- 効果効能:眠気解消、花粉症、鼻づまり、吐き気、日焼け、虫刺され
- 使用期限目安:開栓より約1年
3,「オレンジスイート」
- 効果効能:深く眠る、テンションアップ、便秘・下痢、食欲不振、肌を整える
- 使用期限目安:開栓より約6ヶ月
4,「ユーカリ」
- 効果効能:気分転換、花粉症、鼻づまり、風邪、喉の炎症、細菌増殖のブロック、抗炎症
- 使用期限目安:開栓より約1年
5,「ゼラニウム」
- 効果効能:情緒不安定、むくみ、生理痛、更年期障害、シミ・シワ改善
- 使用期限目安:開栓より約1年
★続いては気分で変えるアロマオイルのブレンド方法をご紹介します↓