意外とカンタンな「布団ベッド落ち防止策」7選
朝起きるといつも布団がベッドから落ちている、寒さで起きるのはなかなかツラいものです。
掛け布団がベッドから落ちてしまう理由はいくつもあります。
今回は様々なパターンに対応できる“布団ベッド落ち防止策”をご紹介します。
あまり手間にならずできることがほとんどですのでぜひトライしてみてください。
1,ベッドの位置を見直す
ベッドを移動し、布団が落ちやすい側を壁側に付けることでズリ落ちを防止します。
寝相や寝返りにも人それぞれクセがあるもの。
「布団がほぼ毎回右にズリ落ちている」という場合、右側を壁にするだけで解決できます。
部屋のレイアウト上不可能であったり窓際だと寒いといったケースもありますが、可能であれば即効性は強い方法。
2,ベッドの横にサイドテーブルやイスを置く
さきほどの壁にベッドを付ける方法を使いやすくアレンジしたのがこちら。
ベッド本体が動かせない場合でもサイドテーブルやイスなら簡単に動かして設置できます。
ポイントはベッドと同じくらいの高さを選ぶこと。
ベッドより極端に低い高さではあまり布団のズリ落ち防止に効果を発揮しません。
また、あまりに軽いと倒れてしまうのである程度重量のあるものがおすすめです。
3,「ベッドガード」を使う
道具を使う方法もあります。
ベッドに直接取り付ける「ベッドガード」はまさに“布団のズリ落ち”を防止するためのアイテム。
物理的にズリ落ちない状態でベッドを囲う形になるので高い効果が期待できます。
幅もとらずちょっとした収納も付いたタイプはサイドテーブルと同じような使い勝手。
夜トイレに起きた時などは「ベッドガード」に引っかからないよう注意が必要です。
4,「布団ズレ落ちクリップ」を使う
出典:amazon.co.jp
こちらも物理的に道具の力で布団のズレ落ちを防止する方法。
「布団ズレ落ちクリップ」は、掛け布団と敷きパッドやマットレスをクリップで留めてズレないようにします。
布団自体がズレていかないように上下クリップで固定しておくイメージです。
1000円前後から購入でき、もっとも簡単に防止できる方法のひとつ。
5,布団・毛布の素材を見直す
滑りやすさは素材の違いや組み合わせ方によって変わります。
「綿(コットン)と綿」はすべりにくい性質。
一方、毛布によく使われる「アクリル」は滑りやすい素材。
この組み合わせの場合、“毛布(アクリル)に綿のカバーを付けて”素材同士が滑りにくくするという方法がおすすめです。
とりわけ毛布がよくズレてしまうという方は試す価値ありです。
6,ホテル風ベッドメイクで布団を固定する
きれいにベッドメイキングされたホテルのベッドでは「布団のズリ落ち」があまりありません。
これは一番上の掛け布団がマットレスの下に挟み込まれているからです。
自宅の寝室でこの状態を再現してみるのもズリ落ち防止には効果的。
掛け布団のサイズに余裕がない時は、別に一枚大きめの布を用意して“掛け布団の上から包み込むように”してマットレスとベッド本体の間に挟みましょう。
これで布団とマットレスがラッピングされたような状態になり、ズレ落ちにくくなります。
締め付けがあると寝返りが打ちづらくなり、睡眠に悪い影響が出ますので体が動く余裕は残すようにしましょう。
7,部屋の温度、パジャマを見直す
寝相が悪いのは、睡眠中暑くて汗をかいた寝苦しさが原因で布団をはねのけている可能性もあります。
暖房をきかせすぎていたり、保温性の高いものを着すぎていないかなどをチェックしましょう。
睡眠中の寝室に適した温湿度は、
- 夏:室温26℃以下、湿度50~60%
- 冬:室温16℃以下、湿度50~60%
暑すぎる・寒すぎるは確実に眠りに悪影響を及ぼしますから、空調などを使って適温に保ちます。
布団をかけて眠りますし、冷暖房で室温を調節していれば厚着する必要はありません。
また、保温性が高く吸湿乾燥性の薄いフリースなどの服は寝間着には不向きです。
綿やシルクなど汗をかいても快適で自然な体温を保てる素材のパジャマを選びましょう。
最後に
いろいろな“布団ズリ落ち防止法”を見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
効果のありそうな方法やピンときた方法はぜひ試してみてください。
「布団のズリ落ち」は原因がひとつではない場合もあります。
まずは気軽に実践してズリ落ちが減るかどうかです。
特に部屋の温度やパジャマの寝苦しさが原因の場合は防止道具を使って直らないこともありますから要注意です。
むしろ温湿度やパジャマを見直すだけで寝相が良くなり、ズリ落ちがなくなるという可能性もあるわけです。
“布団がズリ落ちない快眠”を目指してぜひ今回の方法にチャレンジしてみてください。