赤ちゃんが持つ短い睡眠サイクルの特徴
生後まもない赤ちゃんはとっても短い睡眠サイクルで、昼夜関係なく数時間単位の睡眠をとります。
しかし、赤ちゃんの睡眠が独特といっても短い中でしっかり眠れているのか不安にもなります。
そこで今回は、赤ちゃんの眠りの特徴と注意点についてご紹介します。
赤ちゃんにも「レム睡眠」「ノンレム睡眠」はある
赤ちゃんがの睡眠パターンは2つあります。
目はつぶっているのに、ある間隔で動いたり笑ったり、呼吸が荒くなることのある“動睡眠”。
この“動睡眠”中にまぶたの下の眼球運動が見られるなど「レム睡眠」の状態に入っています。
もう一方、目を閉じてとても静かにスヤスヤ寝ている状態が“静睡眠”。
この“静睡眠”中に「ノンレム睡眠」へ入っていると考えられています。
1日の大半を眠って過ごす赤ちゃんですが、細切れの睡眠の中で「レム睡眠」や「ノンレム睡眠」が訪れます。
寝て起きてのサイクルが短いと見ていて不安な気持ちになりますが、赤ちゃん流でしっかり睡眠をとっているのです。
【月齢別】赤ちゃんの睡眠時間
- 「0~1ヶ月」:16~20時間
- 「1~3ヶ月」:14~16時間
- 「3~6ヶ月」:13~14時間
- 「6ヶ月~12ヶ月」:11~13時間
- 「1歳~3歳」:11~12時間
このように生後3ヶ月までは1日の半分以上を眠り、6ヶ月頃まで長い睡眠時間は続きます。
生後6ヶ月前後から、「夜たくさん眠って昼間起きる」という昼夜バランスができます。
ここに到達するまでは親御さんのがんばりどころ。
これらは目安のひとつであり、“赤ちゃんでも睡眠時間には個人差がある”ということは覚えておきましょう。
平均より多少“多く眠ったり少なく眠ったりする”ことに神経質になりすぎないよう注意が必要。
細切れの睡眠が不規則に訪れるので測りづらいですが、気になる場合はその子の1日の睡眠時間を数えてみましょう。
赤ちゃんの睡眠の注意点
このように生後6ヶ月頃になると“昼に起きて夜眠る”という24時間周期のパターンができてきます。
以前よりも夜の眠りが増えると「昼寝」をするようになります。
昼寝をしているからと部屋を暗くして日光を遮ると体のリズムを崩しかねません。
逆もしかりで、夜目が覚めた場合でも部屋を明るくするなどは避けましょう。
体や脳の発達を遅らせてしまう可能性もありますから要注意です。
まとめ
とにもかくにも、
「赤ちゃんの眠りは細切れで不規則」
ということは共通しています。
初めての子育ての場合はその不規則な睡眠スタイルが不安になりますが、問題ありません。
また、「1日24時間周期のリズムを体が覚えるのは赤ちゃんの頃」という研究もあります。
小さい内から規則正しい生活リズムを送れば、その体のリズムは大人になっても活きると言われます。
できるだけ一定の睡眠パターンが作れるよう仕事や家事のバランスを取りましょう。
生後6ヶ月くらいまでは特に赤ちゃんの睡眠時間に合わせる大変な生活。
正しい赤ちゃんの睡眠パターンを知って乗り切ってください!