睡眠不足を解消!肩こりしない枕を選ぶコツ
朝の肩こりがひどい、首や腰の調子がどうもおかしい。
その原因は使っている「枕」にあるかもしれません。
重要な部分でありながら、睡眠中はとても不安定になる首と頭を支える「枕」は睡眠の質を大きく左右します。
肩こりや腰痛、首の痛みを起こさせない自分にぴったりな枕の選び方をご紹介します。
「枕の最適度」チェック項目
- 「毎朝首や肩がこっている」
- 「横向きで眠るほうが気持ちいい」
- 「睡眠中に枕を外してしまう」
- 「枕や頭の下に手を入れてしまう」
- 「いたって健康だが家族にいびきがひどいと言われる」
あてはまる項目がある方は“枕の高さがあっていない”かもしれません。
枕は高すぎても低すぎても痛みの原因になります。
寝る姿勢のベースとなる“あお向け”がしんどい、など特定の姿勢に違和感がある場合も枕の高さが影響しています。
枕が高すぎる場合は、軌道が圧迫され「いびき」が出やすい状態に。首にシワも寄ってしまいます。
また、自分では合っていると思っても睡眠中に枕を外してしまうようであれば、枕の高さを考える必要があります。
枕のベストな状態は「立っている時の姿勢」
「何も意識せず自然に立っている状態」
これをこのまま横にすると肩こりや腰痛が起きにくくなります。
要は“ニュートラルな姿勢からずれる”ことが肩や首の痛みの原因。
枕選びは“質の良い睡眠”のためにも非常に重要です。
ジャストフィットな枕は「自然に立っている姿勢を保てるもの」と覚えておきましょう。
失敗しない最適な枕選びのコツ3ヵ条
最適な枕を選ぶためにできる限り横になって現物を試しましょう。
家の布団やマットレスと近い硬さのベッドで、服は寝間着に近い薄さのものを着ていって試すのがベストです。
その際、頭だけでなく「首すじ」も枕にゆだねるよう正しい位置に持っていきます。
1,基本の「あお向け」で呼吸がしやすいか?
これが枕選びのベースになります。
高さ・形が自分の頭と首に合っていれば呼吸しやすく、首にシワも寄りません。
快適で楽に呼吸できるかどうかをしっかり確認しましょう。
2,スムーズな「寝返り」がうてるか?
一晩の睡眠で20回から30回も「寝返り」を打ちますからここも重要なポイント。
あお向けの状態から右に左に何度も試し“寝返りしやすいかどうか”を見極めます。
寝返りが少ししんどく感じたり違和感を感じるものは要注意です。
3,「横向き」で肩や首に負担がないか?
最後は一時的な寝返りではなく、横向きになって首や肩の負担を感じてみます。
この時、睡眠中と同じ状態にするため「枕中央のあお向け」→「枕右端で横向き」というように枕の端っこで横向きになります。
中央がくぼんで端っこと高低差のある枕とフラットな枕がありますので、最低2種類以上は試してみましょう。
枕の違いをはかる3要素
星の数ほどある種類から枕を選ぶときは、
- 「高さ」
- 「素材」
- 「大きさ」
この3点を変えながら試していきます。
先ほどの3ヵ条を満たしていれば、ある程度ご自身の好みで判断しても問題ありません。
高さや素材を変えつつひとつひとつの違いを体感しましょう。
最後に
枕選びのポイントをおさらいです。
- 基本の「あお向け」で呼吸がしやすいか?
- スムーズな「寝返り」がうてるか?
- 「横向き」で肩や首に負担がないか?
“自分にあっているものを選ぶ”といっても難しいもので、色々試すうちにどれがいいかわからなくなってくることがあります。
そんな時は、一度枕を外してみたり、極端に合わない高さの枕を使って「差を感じ直す」のもひとつの方法です。
最終的には“自分が気持よくリラックスできる枕”が一番。
基本項目をチェックしてよく吟味したら、最後は直感に頼るのもありです。
実際にいろんな種類の枕を横になって試せる寝具店や売り場に行くと、自分の知らない素材や形の枕を試すことができるので可能性が広がります。
肩こりや首の痛みだけでなく、睡眠の質にも影響する「枕選び」ぜひこだわってみてはいかがでしょうか?
(※今回ご紹介した枕の選び方は、普段の姿勢や持病など個人差によって体感値や結果に誤差が生じる場合があります。自分一人で選ぶことに不安なある方は寝具選びの専門家がいるお店で実際に寝ながら選ぶことをおすすめします。)