毎朝なかなか布団から出てこない子供。声をかけても効果なし。
毎朝が子供を起こすための格闘でスタート、なんてお父さんお母さんも多いと思います。
そこで今回は子供が自然にパッと起きる4つのアイデア起床法をご紹介します。
子供を毎朝スムーズに起こすための4つの起床法
1,自然に太陽の光を浴びさせる
起床法の基本中の基本、“朝に太陽光を浴びる”。
寝室を遮光カーテンにしているようであれば、子供が起きる時刻の10分から30分前から光が入るようにカーテンを開けましょう。
冬の曇った早朝は弱めの電気をつけることで対応可能。
毎朝同じ時間に太陽の光を浴びて起きることで体内時計をリセットする効果もあります。
2,子供の好きな音楽をかける
子供が好きなテレビやアニメの主題歌などを聞こえる音量で流してみるのも効果的です。
睡眠と起床の間のぼんやりとした頭の中に「好きな音楽」が聞こえてくると目が覚めやすくなります。
目から入ってくる光と同様、自然に起きるための効果が“耳からの刺激”にもあります。
さらにこの「好きな音楽で朝起きるパターン」ができ上がると、音に対する反応が習慣化されやすくなる効果も。
子供によりますが、アップテンポの曲をかけた方が元気に起きられる場合もあるので数種類試してみてもいいでしょう。
3,朝に遊ぶ時間を作る
子供も小さいうちは親と遊ぶのが大好きなものです。
たった10分でも構いません。朝子供と遊ぶ時間を作るようにしてみます。
子供にとっては「起きたら遊べる!」という前向きな気持ちからスッと起きられます。
夜寝る前は「朝起きたらまた遊べるんだ」と思っていい気持ちで眠りにつけます。
バタバタ急いで支度しながらイライラする10分と、時間通り起きて子供とゆっくり遊ぶ10分は雲泥の差です。
4,抱っこしてリビングに移動させる
年齢は限定されますが、抱っこができるなら抱っこしてそのままリビングへ連れて行くのも効果的。
寝場所から運ばれ「音・匂い・光」を認識すれば体も頭も目覚めモードに。
リビングで流れる音楽や朝食の匂いなどは自然な覚醒刺激として体に入ってきます。
睡眠中に体を引っ張られると不快になるため、あくまで優しく抱き上げます。
その流れでお水を飲んで、少し遊ぶもよし、朝食にするもよし本格的に起きるためのきっかけにしてみましょう。
最後に、子供を起こす時にNGな行動
×「怒る」
- “いいから早く起きなさい!”
- “どうして起きられないの!”
- “いい加減にしなさい!”
布団から出られない子供に1番逆効果なのがこの「怒る」行為。
起きたかどうかもハッキリしない状態でいきなり怒られると、子供は不機嫌になったり殻に閉じこもって言うことを聞かなくなったりします。
本人もスッと起きられないことをいいことだとは思っていません。
でもそこで頭ごなしに怒りつけては子供の気持ちに響かず結果が変わりません。
もしあなたが子供だったら怒られたことでスッと起きますか?
毎日起きない我が子にもあと一歩大人に冷静に、愛を持って接しましょう。
×「冷たい言葉を口にする」
- “もう遅刻してもしらないから、勝手にすれば”
- “なんでこう起きられない子に育ったんだか”
- “お父さんに言いつけて叱ってもらわないと”
イライラ気が立っている時の親がつい口に出してしまう「冷たい言葉」。
こうした言葉は効果がないだけでなく、子供に突き刺さって傷つけることすらあります。
嫌味のような冷たい言葉で朝からミゾを作っては悲しいばかりです。
本来の目的は親も子も“時間通りに起きること”。
子供が起きないことにイラッとした自分の感情に飲み込まれた逆効果な言動には要注意です。
毎日規則正しい睡眠をとるには子供の時からの習慣づけが大切。
ぜひ今回の方法で、子供が朝自然に起きられるよう親子で取り組んでみてはいかがでしょうか?