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不眠症の人は要注意!毎日の眠れないは「うつ病」の可能性あり
知っておかないとコワイ「不眠症とうつ病」の関係
慢性的に眠れない状態が続くことを「不眠症」といいます。
「不眠症」と「うつ病」はとても密接に関わっており“眠れない状態が続いている人が実はうつ病になっていた”ということは珍しくありません。
今回は不眠症とうつ病の関係についてご紹介します。
うつ病患者の90%が「不眠症」
慢性的に眠れない「不眠症」の人の40%前後が精神的な疾患を抱えているという報告があります。
また、「うつ病」の人の約90%で不眠症状が見られると言われています。
さらにうつ病を患った人は“うつ症状の前段階”で「不眠症」が発生していた、というケースが非常に多く見られます。
それだけ「不眠症」と密接に関わっている「うつ病」には敏感に注意を払う必要があります。
「うつ病」の代表的な症状
自分や近しい人でも見分けやすい症状は以下の4つ。
- 食欲がなくなる
- 体重が減る
- 気分が沈む
- 好きな趣味にも気が向かない
注意点としては、体の症状だけが出る場合はうつ病とは言い切れないところです。
気分的なものも含めこうした症状が目立ち、かつ不眠症状が続く場合は“不眠症でうつ病”の可能性があります。
もし当てはまる場合は迷わず病院で医師の診察を受けましょう。
“不眠症でうつ病”の状態になってしまったら?
不眠症でうつ病と診断された場合、自体は想像以上に深刻です。
その理由が以下の3つです。
- 一般的な不眠症改善対策では効果がない
- 治療に睡眠薬が必要になる場合がある
- うつ症状が改善しても不眠症が残ることがある
このように2つが重なった症状はとてもやっかいです。
治療の対策が通常の不眠症とは異なり、完治せずに尾を引く可能性をはらんでいます。
不眠症を放置すると、“うつ病の再発リスク”を高めることにもつながっていきます。
そのため時間や費用がかかっても医師の診療を受けて完治を目指す必要があるのです。
「不眠症とうつ病の関係」まとめ
一般的な認識として「不眠症とうつ病は別のもの」と考えがちですが、2つの症状はとても近い距離にあります。
“眠れない心の状態”と“やる気が起きない倦怠感”は結びつきやすいのです。
困ったことに「慢性的な不眠症」は、うつ病の発症リスクを2倍以上に上げることもわかっています。
まず不眠症に悩まされている人は「うつ病」の症状例があてはまっていないかを要チェックです。
「不眠症」だけでもやっかいですが、「うつ病」と併発するとさらに治しづらくなります。
少しでも不安に思うことがあれば迷わず病院を受診しましょう。