4つにわかれる「睡眠段階」
「睡眠 = 眠り」と一口に言っても実は段階があることをご存知でしたか?
睡眠中は常に同じ状態で眠っているわけではありません。
段階ごとに“眠りの深さ”が違っているのです。
“睡眠の深さ“で決まる段階
睡眠の【浅い←→深い】によって脳波が変化する、ということは専門化にはよく知られた事実です。
「睡眠段階」と呼ばれる基準によって“1~4”までに分類。
段階の判定は、
- 脳波
- 目の動き(眼球運動)
- 筋電図(あごの「オトガイ筋」)
この3つによって行なわれます。
詳細な判定基準は少々ムズカシい話になりますのでざっくりとらえてください。
睡眠段階1~2が「浅い睡眠」
睡眠段階3~4が「深い睡眠」
大きくこのように分かれます。
「深い睡眠」である睡眠段階3~4(徐波睡眠)は睡眠の前半に集中。
入眠から約3時間ほどで80%以上が出現すると言われています。
“眠りの前半が大切“な一因は「深い睡眠」があらわれるタイミングにも関係します。
睡眠が始まると、睡眠段階1からスタートし2~4へと移行。
この段階の移行で浅い睡眠から深い睡眠へと変化します。
「睡眠段階1~4」のことを『ノンレム睡眠』と呼びます。
よく耳にする有名な睡眠用語ですね。
そしてこの「ノンレム睡眠」のあとに「レム睡眠」がやってきます。
一晩の眠りは、この2つを周期的な繰り返し。
実はこの周期が“睡眠は90分単位”といわれる元になっているのです。
※参考文献:「睡眠改善学(ゆまに書房)」 監修:堀忠雄/白川修一郎 編:日本睡眠改善協議会
「レム睡眠とノンレム睡眠」について